幸福と年収は比例するか

幸福と年収は比例するか

幸福度と年収は果たして比例の関係にあるのでしょうか

「お金がたくさんあれば人は幸せなのか?」これは、多くの人が一度は考えたことがあるのではないでしょうか。多くの方が興味をもっているからでしょう、関連する研究は非常にたくさんあります。そのうちのひとつ、アメリカのプリンストン大学が行った調査では「人の幸せ度は年収7万5000ドルでストップする!」という結果が出ており、当時(2010年)、話題となりました。

研究によると、年収7万5000ドル以上の仕事はプレッシャーが高く、労働時間も長いので、経済的には豊かでも、その喜びが減ってしまうそうです。

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つまり、低年収から一定レベルまでは、年収と幸福度は比例する。年収が上がるほど幸福度も上がります。

しかし、あるところで幸福度に限界を感じはじめ、変わらなくなるという結果が出ています。

ちなみに、そうした時、他者の為に寄付等することで幸福度は上がるようです。

この金額を日本円に変えてみるとどうでしょうか?

日本では年収1000万円程度が幸福感のリミット

「貧困層」と呼ばれるのは、世帯年収が中央値の半分未満、つまり年収2万6000ドル未満の層であることを考えると、年収7万5000ドルというのはその約3倍です。これは、生活に困ることなく比較的裕福な暮らしができる収入―例えば子どもを私立の学校に入れることができたり、ローンを組んで住宅を購入することができる収入―といったイメージでしょう。

日本では2008年の世帯所得の平均は556万2000円、全世帯の中央値は448万円となっているので、中央値との比から計算すると、アメリカでいう年収7万5000ドルというのは日本でいう年収646万円程度となります。また、アメリカと日本では同じ100円でも買えるものが違います。そこで、アメリカと日本の購買力を見てみると、2010年ごろはアメリカが日本の約1.4倍ほどでした。

この結果、一概には言えませんが、日本では年1000万円程度が幸福感のリミットと考えるのが妥当と言えそうです。

年収1000万越えは全体の4%。大多数は収入が増えれば幸せを感じる

では日本に年収1000万越えはどのくらいいるのでしょうか?

そのものずばりの数字ではありませんが、国税庁の「民間給与実態統計調査(2010年分)」によれば、年収が1000万以上の割合は3.8%(2013年で3.9%)。残り96%の方にとって、年収を増やすことはそのまま幸福感の向上につながります。

まあ、ビールも最初の1杯が一番幸福を感じて7杯位飲むともはや幸福感は感じないという体験の人もいるのではないでしょうか。

食べ放題も最初は幸福感ですが、食べ過ぎると気持ち悪くなりますよね。

しかし、ここで重要なのが、1000万円未満の方が自分をどう捉えているか。もし1000万未満であることに不満を感じていたら、これは幸福感を下げる要因となります。仮に現在の年収が300万で、頑張って3年で1000万円になったとしましょう。元々年収に対して不満を抱えていると、年収がどんなに上がっていっても、その3年間は幸福度が上がらない、ないし下がる危険性があるのです。

あなたは何を目標に、どういう人生を送りたいか?

対策はその自分の評価の基準を変えること。現在の状況をプラスに受け入れられれば、「1000万でなければ不幸」から「300万は幸せ」と、年収に対する感じ方の基準が変わります。現状でも幸せを感じることができるようになれば、「300万は幸せ、増えたらもっと幸せ」と、より幸せな流れに乗っていけるのです。

そのために、現状の年収も含めた総合的な状況のプラス面に気がついていくことが役に立ちます。現在の仕事で幸せを感じているときや、その仕事をしている結果得られている、プライベートも含めた幸せなひとときに気づいたり感じたりすることです。

もともと幸福感は年収だけでは決まらず、収入や社会的地位が幸福感に与える影響は、全体のわずか10%程度という研究も有るようです。

人によっては自己実現ですとか、4人家族でマイホームが幸せとか価値観はあるでしょう。1人が一番幸せという人ももちろんいるはずです。またないものねだりもあるでしょう。

まずは年収800万円程度を目指してみましょう!

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