障害年金取得のポイント

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今回は、このような方にお読みいただきたい記事です。

★ うつ病等の精神疾患を患い、傷病手当金で療養してきたが、
支給開始日から1年6か月が近付いてきた。

しかし、当分は働ける見込みがない。

傷病手当金の支給がなくなった後の生活費が心配だ。

★ 前回、傷病手当金を受給してから1年6か月が経過している。

今回、また、うつ病等の精神疾患が再発した。しかも、とても働ける状態ではない。

傷病手当金は、再度受給出来ない。

療養生活に専念したいが、生活費が心配だ。

★ 自営業、無職、主婦、非正規労働者であったため、傷病手当金を受給出来なかった。

初診日から1年6か月以上経過したが依然として働ける状態にない。

障害基礎年金を受給し、生活費を確保したい。

このような場合、障害年金2級の受給を目指すことが一番の近道です。

障害厚生年金2級を受給することができれば、月額約18万円
(配偶者、18歳未満の子供が2人いる場合)の生活費を手に入れることが出来ます。

なお、障害年金は所得税・地方税の税金がかかりませんので、
この金額はそのまま手取金額となります。

障害年金2級を受給出来るような申請書類(特に診断書)を準備するにもノウハウが必要です。

個人の方が、なかなか、障害年金2級を受給できないのは、このノウハウをご存じないからではと思います。

最近、うつ病等の障害年金の認定が厳しくなったと聞きますが……

そうなのです。以前なら2級と認定された方が3級と認定されるケースが増えています。

どういうケースかというと、初診日から1年6か月しか経過していない段階で、
障害年金の申請をされる方に多いようです。

障害年金の審査で、病歴の長さも考慮にいれるようになったと感じています。

どうしてこうした事態が生じたのでしょうか?

2014年以降は、団塊の世代の多くが65歳以上となり、老齢年金の支給が急増したため、
老齢年金、障害年金、遺族年金の合計給付額が急増しています。

このうち、老齢年金、遺族年金は書類が整っていれば、問題なく給付される年金です。

年金制度を維持するためには、支給する年金額の増大を出来るだけ抑えることが
必要になっています。

そのため、障害年金の新規請求の審査が厳しくなってきたものと推察されます。

障害年金でも身体に係るものに関しては、一定の検査数値の基準を満たせば、
ほぼ自動的に障害認定されます。

うつ病等の精神疾患の場合は、こうした検査数値で障害等級が
判断されるものではないため、審査が厳しくなってきているわけです。

さらに、最近うつ病等の精神疾患に罹る人が増加し、精神疾患での障害年金申請が
増加していることも、審査が厳しくなった一因と考えられます。

従来なら障害等級2級と認定された人が障害等級3級と認定されたり、
障害等級3級と認定された人が不支給と認定されるようになった話を
よく聞くようになりました。

このサイト及び紹介する本では、こうした傾向を踏まえ、うつ病等の精神疾患でも、
障害等級2級受給を実現出来るように工夫しております。

このブログを最後まで読んで頂くと、障害年金2級を受給するヒントが入手できます。
ぜひ、最後までお読み下さい。

3つの要件を満たせば、障害年金を受給出来ます。

次の3つの要件を満たせば、障害厚生年金を受給することが出来ます。

1.初診日に厚生年金保険の被保険者であること。

これを初診日要件と言います。

2. 障害認定日(注1)に障害等級(1級~3級)に該当すること。

これを障害等級要件と言います。

3.初診日の前日において、初診日の属する月の前々月までに国民年金の

被保険者期間があるときは、当該被保険者期間のうち、保険料納付済期間と

保険料免除期間を合算した期間が 3分の2以上であること。

これを保険料納付要件と言います。

例えば、初診日が平成22年4月15日とすると、初診日の属する月の前々月とは、
平成22年2月となります。

この人の場合、20歳の誕生日が属する月から平成22年2月までの期間に対して、

国民年金又は厚生年金保険の保険料を納付した月と保険料納付を免除された月を

合計した期間が3分の2以上あれば、保険料納付要件を満たしていることとなります。

(注1)障害認定日

障害認定日とは、初診日から起算して1年6ヶ月を経過した日
又は1年6ヶ月以内に傷病が治った場合には治った日
(その症状が固定し、治療の効果が期待出来ない状態に至った日を含みます)
を言います。

(注2)保険料納付要件の特例

平成38年4月1日前に初診日がある場合は、初診日の前日において、
初診日の属する月の前々月までの1年間のうち、保険料滞納期間がなければ、
保険料納付要件を満たしているものとします。

但し、初診日において65歳未満である場合に限ります。

例えば、初診日が平成22年4月15日とすると、初診日の属する月の前々月とは、
平成22年2月となります。

この人の場合、平成21年3月から平成22年2月までの1年間に
保険料滞納(未納)期間がなければ、保険料納付要件を満たしています。

但し、初診日において65歳未満であることが必要です。

(注3)障害の程度

障害厚生年金では、障害の程度は1級、2級、3級と分かれており、
それぞれの程度は「国民年金・厚生年金保険障害等級表」において
定められています。

1級~3級の障害認定基準の概要は次の通りです。

【障害年金1級の程度】

他人の介助を受けなければほとんど自分の用をたすことが出来ず、
活動の範囲が、病院ではベッド周辺、家庭では室内に限られるもの。

【障害年金2級の程度】

必ずしも他人の介助は必要無いが、日常生活が極めて困難で、
活動の範囲が、病院では病棟内、家庭では家屋内に限られ、
労働により収入を得ることが出来ない程度のもの。

【障害年金3級の程度】

障害者作業施設や一般企業のパートタイム労働
(1日3~4時間、週3日程度)の就労が可能な程度のもの。

★ 簡単にいうと、初診日に厚生年金保険に加入し、保険料納付要件を満たし、原則として、初診日から1年6か月を経過した日以降に、障害等級2級の障害状態(日常生活を送ることが自分一人では極めて困難で、働く能力がない状態)にあれば、障害厚生年金2級が受給出来ます。

障害厚生年金の請求のためには、年金事務所へ行き、相談し、
初診日要件や保険料納付要件を満たす場合のみ障害年金請求に
必要な書類をもらうことが出来ます。

年金事務所では、長時間待たされることも多く、応対も事務的で、
2級や3級と認定されるためのノウハウはもちろん教えてくれません。

老齢年金や遺族年金の場合なら、書類をきちんと揃えて申請すれば、
個人でも確実に受給することは可能です。

しかし、個人の方が、障害年金を申請される場合は、
障害年金認定基準を満たすように書類

(特に「診断書」及び「病歴・就労状況等申立書」)を書いて申請しないと
障害年金不支給と認定されることも多くあります。

また、意外に思われるかも知れませんが、医師に障害年金の診断書作成を
依頼しても、正当な理由もなく拒否されることもよくあるケースです。

これで、障害年金の申請を諦める方が多いのも事実ですが、
こういう医師に対しても対処方法はあります。

障害年金の請求手続きを独力でお考えの方は、
ぜひ、このブログと紹介する本を活用して下さい。

上記のような、年金の不支給決定や低い等級での障害認定を防ぐことや
診断書作成を拒否する医師への対処方法を知ることが出来ます。

診断書の作成を医師に任せてしまうと、本来「2級」と認定されるべきところが
「3級」と認定されたり、「3級」と認定されるべきところが「不支給」と
認定されることが多くあります。

このようなことがおこるのは、、障害年金の等級決定に当たり
最も重要な医師による「診断書」の書き方にあります。

医師は、病気を治すプロではありますが、
障害年金請求の「診断書」を書くプロでは無い
ためです。

それ以前に医師は、一般的に障害年金の診断書を書くことに
前向きではありません。

障害年金用の診断書は、A3版で表面・裏面とも記入する必要があります。
記入欄も多く、書くべき情報量もかなりのものが必要となります。

過去のカルテを読み直し、記入するには慣れている医師でも2~3時間はかかるでしょう。

忙しい医師にとって障害年金用の診断書を書くことは
出来れば避けたいと思っている方が多いと想像されます。

また、普段の診察時間が短い場合は、症状を聞いたり、
薬が合っているかをどうかを聞いたりする時間しかなく、

障害年金2級と認定されるかどうかの分かれ道となる、
日常生活において、自分一人でどの程度のことが出来るかどうか」を
把握されていない医師も多いと思われます。

うまく、障害年金の診断書を書いてもらえることとなっても、
必ず2級レベルの診断書を書いてもらえるとは限りません。

うつ病での障害等級の認定は通常2級又は3級となります。

ところが、障害厚生年金では、2級と3級では受給額が大きく異なります。

例えば、配偶者、18歳未満の子供2人がいる家庭の場合、
障害厚生年金2級と認定されると、月額約18万円を受給することが出来ます。

一方、同じ家族構成の人でも、障害厚生年金3級と認定されると
月額約6万円
しか受給出来ません。約3倍の差があります。

一般の方が障害厚生年金を申請されると、
「3級」又は「不支給」と認定されるケースが多いのが実情です。

そこで認定に不満があるので、審査請求(不服申立制度)・再審査請求をする
こととなりますが、個人の方が請求しても、認定が覆る可能性は低いのが現実です。

ここから言えることは、障害厚生年金の申請においては、
1回目の申請を慎重に行うこと
が大切であるということです。

1回目の申請で3級と認定されると、後に障害状態が重くなった場合、
2級に変更出来る場合もありますが、それは極めてまれなケースです。

1回目の申請において、「2級レベルの診断書」、
「2級レベルの病歴・就労状況申立書」を提出することがコツです。

医師は、通常、診察時の患者の様子をみて、診断書を作成しますが、
診察時は比較的体調が良い時期なので、

医師に診断書を書くことをまかせっきりにすると、
障害等級3級レベル以下の内容に記載されがちです。

2級の状態にあることを、医師に伝達し、2級の認定が受けられるように

診断書を書いて頂くためのある工夫を患者の方からしないと

「2級レベルの診断書」を書いてもらうことは出来ません。

このブログには、障害年金2級となる診断書を医師にいかにして
書いてもらうか、私が今まで障害年金申請代行業務を遂行する過程で
試行錯誤を重ね、考え出したノウハウが詰まっています。

「不支給」や「3級」となる診断書が書かれること防ぐ方法

上記に書いたように医師は病気の治療をするプロではありますが、
障害年金2級を獲得出来るような「診断書」を書くプロではありません。

医師は、うつ病等の障害年金認定基準や認定要領をご存知ない方が
多いように感じています。

障害年金の等級認定で一番重要視されるのは、医師が書く「診断書」です。
中でも「日常生活の能力判定」の部分が重要です。

「日常生活の能力判定」とは、「適切な食事」、「身辺の清潔保持」、
金銭管理と買物」、「通院と服薬」、「他人との意思伝達及び対人関係」、
身辺の安全保持及び危機対応」、「社会性」という7つの項目を、

「できる」
「自発的にできるが時には助言や指導を必要とする」
「自発的かつ適正に行うことはできないが助言や指導があればできる」
「助言や指導をしてもできない」

の4つの段階で判断するものです。

例えば、障害年金でいう「適切な食事がとれる」というのは、 「栄養のバランスや
必要十分な量の食事を自分一人で考え、調理・配膳・後片付けを含め、
3食きちんと摂ることができ
という意味です。

この考え方に立つと2級程度のうつ病患者の場合、「自発的かつ適正に行うことは
できないが助言や指導があれば出来る」または「助言や指導をしてもできない」
という判断になるケースが多いと思われます。

ところが、医師から食事はとれていますかと聞かれた場合、家族等が準備した食事
食べていると答えた場合は、「できる」と医師に判断されてしまいます。

医師にこうした判断をされると「日常生活能力の判定」の7つの項目の多くで「できる」又は
「自発的にできるが時には助言や指導を必要とする」にチェックマークをいれられてしまいます。

この原因の一つと考えられるのは、患者が医師の診察を受ける時は、比較的体調の良い時なので、
その時を基準として、医師が日常生活能力を推定することにあります。

こうして、実態は2級状態にあるにも係らず、診断書では日常生活能力が軽く書かれてしまい、
「不支給」や「3級認定」といった結果を招いてしまうのです。

この「日常生活能力の判定」にあたっては、診断書に「判断にあたっては、単身で生活するとしたら
可能かどうかで判断してください
」と書かれているにも係らず、医師はこの観点からの判断を
無視して、診断書を記入する方が多いようです。

診断書の日常生活能力が軽く書かれることを防ぐことが、2級と認定されるためには
必須となります。

2級レベルの「病歴・就労状況等申立書」を書くには……

「病歴就労状況等申立書」とは、患者自身または患者のご家族の方が
患者の病歴状況、就労状況、日常生活状況等を記入し、
医師が書く「診断書」の内容を補うものです。

障害程度2級の方がこの「病歴・就労状況等申立書」を記入するのは、
大変な困難を伴います。

人によっては作成に10時間以上かかったと言う人もいる位大変な作業です。

うつ病等を患っていらっしゃる方が記入するのは、かなり難しい作業です。
そのため、家族が本人に代わって記入することも多いのが実情です。

障害等級2級レベルの診断書に対しては、2級レベルの
「病歴・就労状況等申立書」を書かないと2級の認定は受けられません。

このブログ及びアマゾン紹介本では、「病歴・就労状況等申立書」の書き方のポイントを
項目別に詳細に説明し、読者の方がご自分(又は家族)でも2級レベルの
「病歴・就労状況等申立書」を書けるように工夫しています。

このポイント指導に加え、下記の記入具体例を参照することで、
個人で何の情報もなく書く場合に比べて、確実に時間を節約して書くことが出来ます。

また、内容も2級認定にふさわしい内容に仕上げることが可能です。

「病歴・就労状況等申立書」の審査のポイントは、診断書や受診状況等証明書
(初診日証明書)と矛盾無く書かれていること

「病歴・就労状況等申立書」の用紙に記載すべきとされた事項が
記入もれなくきちんとかかれているか
どうかです。

2級を確実に受給するには、こうしたことが実行されているかどうかを
記入すべき内容を下書きし、記入した人以外の専門書に点検してもらうことが必要です。

家族等でも構いませんが、できれば、うつ病等の障害年金の申請に慣れた
専門書を購入するのが良いと思います。

これがあれば安心 申立書の具体例



「病歴・就労状況等申立書」は、自分のケースの場合、
どのように書けば、2級レベルのものが作成できるのか、
不安に思っていらっしゃる方が多いと思います。